どうもー！Koです。7月ももうすぐ終わり。随分寒くなってきましたね。みなさん冷房強すぎませんか？さて、先日ブラジルで日本語を教えている日系ブラジル人の先生やブラジルに移住した日本人の先生に『漫才で覚える日本語』のデモンストレーションを行いました。漫才ワークショップのネタ作りで、何も思い浮かばず困っているコンビがいたのでネタのヒントとしてポンデケージョ(ブラジル名物の丸っこいモチモチのチーズパン)を使って、渾身のネタを思いつきました。

ツッコミ:ブラジル名物教えてよ！
ボケ:あるある！ポン・デ・ライオン！
ツッコミ:ミスドやないかい！

いつもは大体「おぉ〜！」となるのですが、ブラジルコンビの反応は「・・・。」気まずい空気が流れました。その沈黙を破るように1人が尋ねて来たのです。

「ミスドってなんですか？」

その質問にハッとさせられました。いつの間にか日系人＝日本人という固定観念を持ってしまい、どこの町にも存在するドーナツ屋さんのモチモチのライオン系ドーナツを誰もが知っていると思ってしまっていたのです。これには反省しました。そもそもブラジルにミスタードーナツは無い。日系人とはいえ、そこで生まれ育った方々はミスドを知らない。漫才をする時、自分にとっての当たり前をネタにしても反応がイマイチの時があります。ピンとこないのはお客さんの当たり前と自分の当たり前が違うから。ピンとこないから笑えない。ネタを作る時は、聞く人にとっての当たり前をベースにしながら外れて行く。そしていつもその基本を忘れずに漫才作りを教えていきたい、と見直すきっかけになりました。

ところで、みなさん僕の服の好みを知ってますか？知りませんよね？
答えはオールドファッション
え？知ってたとしても気まずい空気になっていた？
もうええわ！

読んでいただき、どうもありがとうございました！ 

ピン芸人 Ko