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【Lauqhter(ラクター)との出会い】たばてぃ 

                            
昨年の夏休みの夜、ある遠隔学習会で「笑い」をメインとした学習会に参加しました。その学習会に、楽亭じゅげむさんも参加していたのです。当日の講師は9年前から笑い教育を通じて交流のある東京理科大学教授井藤元さん。その元さんがじゅげむさんをつないでくれたのです。彼女は拙著も読んでいて下さり、とても笑顔の素敵な、そしてぶれることのない芯がある印象を受けました。しばらくしてから、じゅげむさんから直接連絡があり、

「笑い教育をしている田畑さんの学校を見学させてほしいのですが、如何でしょうか」との依頼です。「実は、第一回目の教育漫才大会は7月で終わっています。次は12月になりますが……」
「構いません。可能なら、東京に仕事で行くときに見学させてもらえませんか。笑い教育で育った子どもたちがどう育っているのか見てみたいんです」
「なるほど。それならいつでも歓迎です。例えば、総合的な学習の時間に「とっておきの夏~こんなことやったよ、夏休み~」のプレゼン大会を開きますので、それでよければ、歓迎しますよ」
「ありがとうございます。ではそのときにお邪魔します」

その日はすぐにやってきました。9月2日(金)、じゅげむさんと、Lauqhterで共に活動する「ピン芸人かけるさん」とお二人でいらっしゃいました。(二人とも若いなあ)
3時間目は、3年生~6年生の異年齢集団で学習している総合的な学習の時間で、各学年から2名の代表者がプレゼンしました。その様子をお二人に観ていただき、子どもたちのプレゼン評価を、プロの表現者としての視点からお話しいただきました。4時間目には二人の時間として提供しました。じゅげむさんの落語教室、そして、かけるさんの一人教育漫才を披露してもらいました。二人の芸に子どもたちは釘付けで、シーンとなったかと思いきや、いきなり爆笑です。子どもを巻き込む力が凄い。何人かの子供たちは寝転がって大笑い。まさに、抱腹絶倒とはこのこと。会場は温かい笑いに包まれていきます。温かく笑い、そして、ストレスが抜け落ちていく感覚です。

この出会いをきっかけに、第二回教育漫才大会の司会進行・審査員にかけるさんをお招きし、大会を盛り上げてもらいました。コンビ・トリオへのアドバイスも的確です。お見事でした。

二人と話す中で笑いの魅力を日本中に広げたいと前年度に、楽亭えみりーさんを含めた若者三人で、一般社団法人「Lauqhter」(ラクター)を立ち上げたというのです。(夢があるなあ)いじめ・不登校・自殺の絶えない閉塞感の中にある教育界に「業を排除せず笑いに換え、個を愛し個を生かす」という理念を掲げ、教育界の光になろうという考えに、痛く共感・共鳴したのです。その後、代表のじゅげむさんとzoom対談を繰り返し、この社団法人「Lauqhter」こそ笑いの教育を広めたいと考えている私の理念とも合致し、(やりたいことがやれる)と、活動を共にすることにして、この4月よりご縁をいただき所属いたしました。

タバティこと田畑栄一