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【人が喜ぶ笑いとは?】じゅげむ

とある小学校にて「人が喜ぶ笑いとは?」という表題で落語教育の授業を行いました。その学校の校長先生や教頭先生を始め、先生方に「この教育はうちの学校にとっても必要な内容でした」と口を揃えて言っていただきました。なぜなら、児童同士で「死ね」「学校に来るな」というワードが飛び交っている現状があるから。そしてそれを聞きたくないから学校に行きたくないと言っている児童がいる現状があるとのことでした。私はこれを聞いた時に「死ね」という言葉をなぜ使ってしまうのかを考えました。一つは言葉のボキャブラリーが足りていないからであること。もう一つは、「死ね」という言葉を言っている自分がカッコよく感じたり、それを言うことを楽しんでしまえること、なのではないかと。私の落語の授業は、自分達で落語を通じで笑いを作り、人から笑ってもらう喜びを体感する時間を作っています。

・笑いは少し『考え』て作り、言葉を発しないといけないよ
・誰かが喜んでいる顔を見ると嬉しいよね。自分が作った笑いで笑ってもらえるって楽しいよね
・自分で作った笑いで笑ってもらえるのと「死ね」って言葉で楽しんでいる人どっちがかっこいいと思う?

笑いを作った後、そんな言葉を子ども達に投げかけています。
「死ねと言う言葉を使わないようにしなさい!」
これであれば誰でも言えます。ただ、「やめなさい」だけじゃ体感できません。なぜダメなのか、それ自体が実はカッコ悪いことだったということを体感できる時間が必要ではないかと言うのが私の意見であり、学校教育に取り入れていきたい内容でもあります。

私が「笑いの義務教育化」を目指しているのは正にこの点を教育として伝えていきたいから。ただ面白いことをして終わるのではなく、「人が喜ぶ笑いとは?」を落語や漫才を通して自分達で体感し、コミュニケーションの中で笑いを学ぶ時間を作っていくのです。この時間は必ず全員が体感する必要があると思っています。私は、そして一般社団法人Lauqhterのメンバーは絶対にこの目標を達成します。

実際にどのように変わっていくのか、その軌跡を追い、効果があるものであることを声を大にして伝えてまいります。